#SWAX1015
Album
[ロック ・ギター・バトル '71]
ザ・ロック インベイダーズ
(1971)
収録曲
- LUCILLE
- JAILHOUSE ROCK
- WHAT’ D I SAY
- BE BOP A LULA
- SITTIN’ IN THE BALCONY
- HOUND DOG
- DON’T LET ME BE MISUNDERSTOOD
- MONEY
- UNCHAIN MY HEART
- BLUE SUEDE SHOES
- LONG TALL SALLY
- ROCK AROUND THE CLOCK
SHOWBOAT MASTERPIECE SERIES 2014
70年代ニュー・ロック黎明期を代表する実力派ミュージシャンが参加した幻のスーパー・セッション・アルバム[ ロック・ ギター ・バトル '71]が初CD化!!
1971年に発売されたスタジオ・セッション・バンド、ザ・ロック インベイダーズ の Album [ロック ・ギター ・バトル’71] が最新デジタル・リマスタリング&W紙ジャケット仕様で発売!!
ザ・ロック インベイダーズ には石間秀樹(g)、杉本喜代志(g)、川崎燎(g)、江藤勲(b)、寺川正興(b)、石川晶(drs)、ビル大野(key)の実力派ミュージシャンが参加。
全曲ロック・スタンダードの編曲は井上孝之、クニ河内、大野克夫!! 帯付きオリジナル・アナログ盤は幻のプレミアム盤!!
このアルバムには三人のギタリストが参加している。石間秀樹(1944年生まれ)はグループ・サウンズのザ・ビーバーズのメンバーとして67年にレコード・デビューしているが、その後の70年に、ジョー山中、和田ジョージらと共にフラワー・トラベリン・バンドを結成する。彼らの偉業は、日本のロックの金字塔である71年のアルバム『SATORI』などでも存分に理解していただけていると思う。興味深いのは、本作のレコーディング・セッションが、フラワー・トラベリン・バンド絶頂期におこなわれたということだ。71年といえば、カナダ在住時期とも重なっているので、録音はもっと早くおこなわれたのかもしれない。
他の二人だが、杉本喜代志も川崎燎も共にジャズをスタート地点としたギタリストだが、70年代以降は精力的にロックにアプローチしていた。杉本喜代志(1942年生まれ)は、岡崎広志とスター・ゲイザーズや、石川晶のカウント・バッファローズなどで活躍していたが、録音当時は日野皓正のグループに在籍いていたと記憶する。増尾好秋、直居隆雄らとともに、若手ギタリストして注目を集めていた存在だ。1947年生まれの川崎燎も出発点はジャズで、学生時代からギタリストとして評価を受け、70年に『恋はフェニックス』でアルバム・デビューしている。二人とも勉強熱心で、すでにスタジオの仕事も多くこなしていたこともあり、ロック・ギターのメソッドをしっかりと身につけていた。
リズム・セクションは、石川晶のドラムス、ベースは江藤勲と寺川正興。彼らは、70年代初頭のファースト・コール(スタジオ・ワークで一番最初に依頼を受けるミュージシャン)たちばかりだ。さて、キーボードのビル大野の名前だけはあまり聞いたことがない。この彼は編曲でかかわっている大野克夫の変名だったのではないだろうか。そのアレンジメントには、大野の他に、元ハプニングス・フォーのクニ河内、元スパイダーズで沢田研二や萩原健一とPYGを組んでいた井上堯之(孝之)が参加している。
2014年2月20日発売 SWAX-1015 定価 2,700円(税抜)
●1971年作品
●解説:小川真一
●最新デジタル・リマスタリング
●W紙ジャケット仕様